株価が4万円を超えた。
個人的には「で?」といった感覚だ。
バブルのころは550円だった某ラーメン店のラーメンが現在は950円。
軽自動車で100万円超の車は無かったが、今は300万円近くするものもある。
ただ、学生時代の私の時給は1,000円だったが(高いほうだった)、今は最低賃金1,001円(兵庫)。
株価は物価比例せず、賃金比例するものなのか。
政治家の方々に言いたいのは、これからが本番なのではないかということ。
30年間上がらなかった賃金を2倍になった物価に合わせていくことは大切だ。
ただ、その賃金の出どころとなる中小企業の業績を上げなければならない。
上場企業の好業績の一因には下請けたる中小企業を競争入札とし、不当に安く買い叩いていることも一因だ。
官製春闘をしてきた政府。
ならば、中小企業の談合も認めてはどうか。
バブルのころ、夜の街の駐車場でアルバイトをしていたが、土建屋の社長などが自慢げにシーマに乗って飲みに来ていた(当時は飲酒運転の取り締まりが緩かった)。
競争入札も談合の時代だったのだろう。
皆が潤っていた時代だった。
経済評論家は、企業はイノベーションを起こして独自性を持ちプライスリーダーになれというが、そのような資金も人材も中小企業には見込めない。
賃上げのための特効薬的施策としては、談合の復活しかないのではないか。
それが今の私の意見である。